小さな島の片隅から 詩:川内洋司 曲:幸松成実 1.彼等の流した涙の上に 僕等の豊かさは育っていった 彼等の心も生命(いのち)も踏みにじり 手にした幸せ疑いもしないで 東洋の小さな島の片隅で 僕等は何も知らずに生きている 東洋の経済の島の片隅で 僕等は目をそむけて生きている 降り止まない銃弾に撃たれて 死んでいった若者達のこと 熱にうなされお腹を空かせて 死んでいった子供達のこと ただ確かなことは あなたや僕の 生命(いのち)が掛け替えのないものならば 重さは同じ 彼等の生命(いのち)も それは掛け替えのないものだから 一つの地球 それぞれの生命(いのち) 互いに認め合えば 認め合えば 心の垣根も 国の垣根も なくしてしまえるさ この地球上から 2.戦争も飢餓もひと事だから 僕等は胸を撫で下ろしている そして止めどない科学と札束に 病んでゆくこの国も心まで 東洋の黄金の島の片隅で 僕等は幸せそうに生きている 東洋の寂しい島の片隅で 僕等は問い続けて生きていたい 誰かのわがままな暮らしのために 奪われていく生命(いのち)や自然のこと 謂れのない悲しみや苦しみを 背負って戦う人達のこと ただ確かなことは 恐怖の銃も 心を切り裂く差別のナイフも この世界に無用なものだから 全て捨て去ることができるなら 一つの地球 それぞれの個性 互いに認め合えば 認め合えば 心の垣根も 国の垣根も なくしてしまえるさ この地球上から 一つの地球 それぞれの生命(いのち) 互いに認め合えば 認め合えば 心の垣根も 国の垣根も なくしてしまえるさ この地球上から この地球上から・・・ |