レジスタンス


詞:川内洋司  曲:幸松成実


1.猛スピードで走り去った 車から捨てられた空き缶
アスファルトに鈍い音を残して 海に落ちた
道沿いのわずかな緑 散らばったタバコの吸殻
その横で小さな花の焦げた花びらがふるえていた
「なにかが違う」と立ち止まってしまった
  そんな僕の横を
素知らぬ顔で追い越してゆく 人の流れは加速度
時代遅れと笑われようとも
  失いたくない僕のレジスタンス

2.橋の上から子供の頃に遊んだ川を見おろす
ビニールごみと淀んだヘドロが
  メダカの代わりに泳いでいた
工場吐き出す便利の見返り
  お日様さえもかすんでゆく
物はあふれてお金で買えない物がまだあるのだろうか
道を違えて 豊かさの海に沈みゆくこの島に
それでもピカピカに着飾った 恋人達は楽しそう
はやりの言葉でかたずけられても
  売り渡したくない僕のレジスタンス

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